bullet020.gif2005年10月18日

■ Alertワード:「できる事からやらなければしょうがない」 ■


「できる事からやると言う事は、できない事は後回しにする、
 下手すると『できない事はやらない』と言う事と同じ事だ。」
 
 えっけんさん風に(おいらもしつこいな)「NGワード」としないで、「Alertワード」としたのは戦術・戦略の一環として有効な場合も多々あるからである。
 
 先に有効な場合を挙げておく。
 
 1.できる事からやって、平行して「できない事」の調査を行っている場合。
 2.できる事をさっさと片付けて、「できない事」に従事する際の不安材料を消そうとしている場合。
 
 と、まぁ、こんな感じですが。
 
 問題なのは、「とりあえず」と言ってできる事からやってしまう場合である。
 プロジェクトの上層の人間がこういった行動修正のある人間である場合、特に警戒した方がいい。
 
 プロジェクトを進行させる上で、懸念事項や認識の不一致が出てくる可能性が高いのは「現状できるもの」ではなく「現状できないもの」である。それを後回しにすると言う事は問題そのものを解決せずに - しかも、問題があるかないか、あるとしたらどういった形の問題があるのかわからない状態で - 保留していることになるので、長期的なスケジュールに対してきわめて深刻な打撃を与えかねない。
 
 下手すると、この際に長期的なスケジュールに与える影響は「できないところを調査して遅々として進まない状況」よりも深刻である。「できる事からやっている状況」と言うのは「一見、何事も問題なく進んでいる状況」をかもし出すからである。
 
 おおよそ人間と言うものは結構時間に関しては近視眼なもので一見、平穏に進んでいる状況が目の前にあると、「その向こうに問題が隠れていて状況が悪化する」という懸念を抱かなくなるものである。従って、初期に問題を発見していくのと、初期に問題を無視していくのとでは(その問題の解決の如何に関わらず)プロジェクトの進行には多大な影響が出てきてしまうのである。
 
 
 つーことで、「やれる事からやる」と言う状況に関しては、十分注意しましょう、と言うお話でした。
 
posted by ウィル at 10:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ
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